ときありも blog

~無気力な三十路公務員の雑記ブログ~

衆議院選挙に従事して

 

 本日実施された衆議院選挙に事務従事者として従事したため感想を投稿する。

 

 

 自分が働いている市役所では、選挙にも市役所職員が従事する。今回のような、衆議院選挙のほかに参議院選、県知事選、市長選、市議選のように数多くの選挙が存在し都度従事しなければならない。もちろん選挙に関する事務従事のため、投票事務以外にも期日前選挙や開票作業にも充てられる。

 休日を返上して働かなければならないのでもちろん嫌ではあるが、残業代が出るのでお小遣い稼ぎと割り切って従事するようにしている。

 

 

 

 さて、今回の選挙は衆議院選であったため、「小選挙区」「比例代表」「国民審査」が実施された。小学生の頃か、中学生の頃に社会科の授業で習ったため、衆議院選ではこれらの投票があることは学生時代から知っていた。正直なところそれが当たり前だとも思っていた。

 

 しかし、実際に働いてみるとそれらのことが常識ではないことが分かる。ほとんどの人が「比例代表とはどういうものか」「国民審査とはどういうものか」といった質問をしてくる。その都度説明をすることになる。まあそれぐらいのことは大したことではないので、全然いいのだがそれらのことが分からない人の投票にどれぐらいの価値があるのだろうか。もちろん投票しない人と比較すればかなり良いことだとは思うが。

 

 

 また、今回の選挙ではコロナウイルスの影響で期日前投票に訪れる人が多いという報道があった。実際に期日前投票の事務をしていても実感するほど多くの人が訪れていた印象。期日前投票は、実際の投票日が近づいてくる後半の方が多くの人がくる。もし今後、期日前に行かなければならない機会があれば前半に行った方が空いていると思われるので参考にしていただきたい。

 だが、蜜を避けるために期日前に行った人がいるのならば、投票日当日の方が蜜を避けることができるのではないかと思うこともあった。当日の方が、多くの会場が開かれていることもあり、全体的には蜜でないと思った。もちろん地域差もあるとは思うが。

 

 

 

 また、選挙のたびに感じることは、今回のような総選挙の場合はかなりの経費が必要になってくる。そのことをどれぐらいの国民が理解しているのだろう。今回の総選挙の場合は、ほぼ任期満了であったため特別に不満はないが、すぐに解散するやり口は非常に不満である。税金の無駄遣いだと強く感じる。そのことを国民ひとりひとり、それよりも議員のひとりひとりが認識すべきだと強く感じる。文句ばかり言っても仕方ないので、より良い国になるために出来る限りのこと(今回の場合は投票)をしていかなければならないと改めて思う良い機会になると思った選挙でした。