ときありも blog

~無気力な三十路公務員の雑記ブログ~

【感想】奇跡のバックホーム(著:横田慎太郎)を読んで

おすすめ度:★★★★☆

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奇跡のバックホーム [ 横田 慎太郎 ]
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【著者】

 鹿児島実業高校から2013年ドラフト2位で阪神タイガースへ入団。3年目の2016年にはオープン戦から結果を残し、開幕スタメンを勝ち取る。定着とはならなかったものの、当時の金本監督から期待の若手として名が挙げられるほどであった。しかし、翌2017年に、原因不明の頭痛が続いたためキャンプ中の2月に病院を受診。精密検査の結果、脳腫瘍と診断される。2018年からは育成契約となるが、復帰を目指し懸命に練習に取り組む。しかし、2019年9月に現役引退を発表。引退試合で見せた「奇跡のバックホーム」が話題となる。現在は、youtubeなど幅広く活動している。

 

【この本との出会い】

 自分は野球が好きなこともあり、横田選手が脳腫瘍と戦いながら復帰を目指していることは以前から知っていた。心から応援しており、復帰を願っていたが引退すると聞きショックを受けた。そんな中、youtubeを見ていたところ横田選手の引退試合が流れており、視聴したが涙なしでは見ることができなかった。

 その記憶が残っており、書店で「奇跡のバックホーム」を見かけ一瞬で買うことを決意。本投稿は、「奇跡のバックホーム」ついての感想を記し、より多くの人に読んで頂くきっかけになることを願い投稿する。

 

【感想】

 とにかく涙なしでは読み進めることができない。家族やチームメイト、病院スタッフなど横田選手を支えた全ての方への感謝の気持ちがすごく表されている。本を読んで感じたのは、横田選手の普段の努力する姿が横田選手を支えようと思わせ、行動に移させたのだと思う。病気になって、自分の目標・夢を奪われてしまう形となってしまったが、「病気になってよかったこともある」などポジティブに捉えている部分もあり、横田選手の人間性の素晴らしさが垣間見える。

 自分のように努力が苦手な人のほうが大多数だと思うが、横田選手のように小さな目標を立て、それを達成したら次の目標に移すといった方法を取っていれば、自分ももっと努力できたのではないかと感じた。今からでも遅くないので、小さな目標を立て一つ一つ達成していくよう努力を積み重ねられるようにしたい。

 この本を読んで、自分自身の行いが必ず最後には報われるということを改めて実感することができた。横田選手にとっては、不本意な形での引退となってしまったと多少なりとも感じているかもしれないが、横田選手の努力の形は数多くの人を勇気づけ成長させたと思う。実際に自分自身の考え方にも影響を与え、これからの生活において今回学んだことを活かしていきたいと強く感じることができた。